富士見ヶ丘鍼灸接骨院ブログ
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2015年7月10日の記事
原因不明と言われる

患者さんからお手紙を頂きました


スタッフ「先生!ブログにこの話も書きましょう!!」

私「え!?前回患者さんの話書いたばかりだからやめようよぉ」


正直、私は施術の過程や結果をブログに書く事に抵抗があります

施術結果が良かったとしても、それは患者さんが元々持っている体力があったからかもしれないし

(やはり、普段から運動をされている方の方が結果が良い気がしますね)

たまたま私との相性が良かったからかもしれません


私「それに、続けて投稿したらヤラセみたいじゃないか」

スタッフ「でも、まだツバメさんも来てないしネタが無いんじゃないですか?」


痛い所をついてきます


ブログを楽しみにして下さっている患者さんもいるので

日常のなんでもない事でもいいからマメに更新したいと考えてはいるのですが・・・

文章にまとめるのって結構難しいんですよね


お医者さんから原因不明と言われました

B夫さんは、肩の痛みで1年間整形外科に通われていたそうです

ただひたすら電気をかけ続ける

痛みは一向に良くなりませんでしたが

「お医者さんがする事だし間違いは無いだろう」と通い続けていたそうです


ただ、レントゲンを撮っても異常がない

血液検査でも異常がない

CT・MRIを撮っても異常がない

「原因不明」と言われていたそうです


そんな時、当院のホームページを観たB夫さん

「痛みから解放されるかもしれない」

・・・という期待は無かったそうです


ただ、原因がわかれば気持ち的にスッキリするなぁぐらいの考えだったとか


B夫「一回の施術で、ほぼ痛みがなくなりました」


動きに制限があったB夫さん

施術後は痛みも・動きの制限も無くなったご様子でした


言うことがズバズバ当たる

B夫「最初の問診の時に、先生が言う事がズバズバ当たるんで

思わず「僕の事見てました?」と聞きたくなってしまいました」


B夫さんの言葉だけ聞くと、私が如何にもエスパーみたいな感じがしますが

勿論そんな事はありません

B夫さんの症状は特徴的でした

人間には「同じ姿勢が長く続くと痛める場所」というのがあります


B夫「先生に「日常生活でこんな姿勢になってませんか」と聞かれた時に驚きました

それはまさに僕の仕事中の姿勢だったんですよね

それで気付いたんです

痛みが出始めた時期と今の仕事を始めた時期が重なるなって」


実はB夫さん、今の仕事を始めたのは2年程前からだそうです

それまでは体を使う事が多かったB夫さんですが

一転してデスクワークがメインの職場になったんだとか


これは、B夫さんに限った事ではありません


・ 座っている時間が長い

・ 運動不足

・ 頭が前に出て背中 が丸く内側へ反るような姿勢になる


こういう方は、肩を痛める可能性が高いと言えます

上位交差性症候群

上位交差性症候群

聞き慣れない言葉ですよね?


ちょっと難しい話になりますが

筋肉は、大きく2種類に分けられます

「屈筋」・・・関節を曲げるための筋肉

「伸筋」・・・屈筋の反対側に付いていて、関節を伸ばすための筋肉


で、本来はこの二つの筋のバランスが大切なのですが

日本人は屈筋優位の民族と言われています

・・・いわゆる猫背が多いんです


上位交差性症候群というのは

屈筋と伸筋のバランスが崩れてしまった人の事を指します


胸筋、上部僧帽筋、肩甲挙筋といった筋が 緊張しっぱなし

下部僧帽筋、前鋸筋、頚部前筋といった筋の力が弱くなっています

この図が×の様に見える為“交差性”と呼ばれています


腕を挙げたいのに、挙げる為の筋力がない

あろうことか下げる筋肉が頑張っちゃってる

・・・そんな状態ですね

B夫さんの施術内容としては、筋肉の緊張しすぎている部分を弱め

逆に伸びきってしまっている筋肉に鍛える電気を流してあげる

ただそれだけです

噛みしめてませんか?

最後に・・・


屈筋が緊張している状態では
対の筋は常に引っ張られてい状態になります

逆に屈筋が緩めば、伸筋もゆるむことができます


例えば歯

ぐっと噛み締める事でより大きな力を出す事が出来ます

全身に作用しているんですね~

ところが、噛み締めた状態が続くと体を痛めてしまいます


NHKのためしてガッテンでも昔紹介されていましたね

http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20121114.html


同じ「噛み締める」なら「幸せ」方がいいですよね

最近頑張り過ぎていませんか?

あなたも、あなたの屈筋も“力を抜く事”も必要ですからね




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