富士見ヶ丘鍼灸接骨院ブログ
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2017年10月12日の記事

怪我をしたら整形外科?それとも接骨院??

 ショッピング番組の宣伝文句ではありませんが「整形外科に行ったら加齢のせいと言われ諦めていたが、友人の勧めで接骨院に来て良かった」というフレーズを良く耳にします。
 もちろん、当接骨院と懇意にしてくださっている某整形外科さんのように、開院時間にスタッフが入り口に並び挨拶・院長先生自ら当院からご紹介させて頂いた患者さんの経過を電話してくださる・リハビリも理学療法士に任せきりではなくて自らも声かけする……という先生もいらっしゃいます。
 また、整形外科では接骨院と違って画像検査(レントゲン・CT・MRI・エコーなど)があります。これにより身体内部の確定的なことがわかります。薬の処方や手術も接骨院ではできません。痛み止めの注射や薬、薬剤の入った湿布の処方等、その時の症状を抑えたいという方にはピッタリだと思います。

とりあえずお薬だしておきますね

 その一方で、整形外科に不満をお持ちの方がいるのも事実です。

「1時間半待って『調子はどうですか』って聞かれて『良好です』って答えたら『はい、じゃあお薬出しときますね』って言われて椅子に座る間も無かったわよ」

「問診と湿布だけでこっちの身体に触ることすらしない」

「腱がちぎれかけてると言われ『保存療法でいきましょう。これ以上の回復は望めない』と言われてショックだった」

 整形外科は待ち時間が長い割に治療時間が短いと感じる方が少なくありません。逆に、一般的に接骨院では整形外科に比べ待ち時間が少なく、施術に長い時間がかけられると言われています。

 しかし、これには理由があります。整形外科は健康保険を利用しての治療です。そうすると、Aという症状には〇治療、Bという症状には□治療といった感じで必然的に治療方法が限定されてしまいます。ちなみに、厚生労働省による調査では、腰痛の8割は原因不明といわれています。それ故、異常が見当たらない場合お馴染みのフレーズ「とりあえずお薬出しておきますね」になってしまうんですね。

ヘルニアのウソ・ホント

 ですが痛みには必ず原因があります。
 「腰椎椎間板ヘルニア」みなさんも一度は耳にしたことがあるかと思います。腰痛の原因の筆頭に挙げられますが、実はレントゲン上明らかにヘルニアが確認できている方も、その全てが腰痛を抱えているとは限らないという事が判明したのです。傷みのない健康な方は普段レントゲンを撮ることはありませんよね?でも、実際に撮影してみたところ上記のような結果になったそうです。中には明らかに神経婚を圧迫しているとレントゲン上確認できているにもかかわらず、全く痛みを感じ無い方もいたそうです。
 逆に腰椎椎間板ヘルニアの手術をしたのに、痛みが全然軽減しない患者さんも存在します。

本当の傷みの原因

 ではいったい何が腰痛を引き起こしているのでしょう。
 痛みは身体が訴えている危険信号です。何の原因も無く痛いという事は無いと考えた方が自然です。痛みの原因を探る為の診断基準は、どのようにしていったらいいのでしょうか。

 この難問を解くのは本当に、本当~~に難しいです。しかし、あえて一つ解決策を模索するのならば、患者さんの話を徹底的に詳しく聞く事だと私は考えています。つまり問診をしっかりとやるという事です。

 痛みは朝、夕、夜などの時間帯で変化するのか。
 体を動かすと痛みは強くなるのか、それともかえって楽になるのか。
 最近、健康診断は受けたか。血液検査で異常は見つからなかったか。
 仕事内容はどのようなものなのか。どんな姿勢で、何時間働いているのか。
 体重の増減はあるのか。腰痛以外の持病はあるのかどうか。
 睡眠時間は一日平均でどれだけ取れているのか。仕事に夜勤があるのかどうか。
 腰痛になったきっかけが有るのか、無いのか。

 これらの事を丹念に聞き、なぜ痛みが出るのかを探っていくのです。
 そしてある程度あたりをつけ、施術をし、結果を見る。痛みが軽減しないのであれば、別の原因を考えて方針を変える。それでも痛みが治まらないのであれば、しかるべき病院へ紹介状を渡す。
 私はそうするようにしています。
 
 腰椎椎間板ヘルニアの手術をした後に痛みが続いているといった患者さんでも、当院に来て完全に痛みが取れた患者さんは数多くいます。
 どうか痛みを諦めないで下さい。
 私も、患者さんが諦めない限り、痛みの原因を探っていく覚悟を持って施術にあたっています。口が裂けても『歳のせいですね、諦めましょう』なんて言いません。
 貴方の痛みを少しでも和らげる手伝いができれば幸いです。
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