ヘバーデン結節
最近、以前「教えて先生!」のコーナーで書かせて頂いたヘバーデン結節の記事(https://joy-t.com/fjm/yubi02.html)を見て来たという患者さんが来院されています。
「整形外科に行ったが湿布を処方されただけだった」Aさん。
「病院に行ったが、特にこれといった日常指導も無かった」Bさん。
「押せば元に戻るのではないかと思ってグイグイ押していた」Cさん。
そんな方々が、自分と同じ様に悩んでいたり、間違った行動を取っていた人々の為に
もう一度記事を書いて欲しいという強いご要望がございましたので
僭越ながら、今回のブログに改めて書かせて頂く事になりました。
それにしても、最近のネットの情報量には目を見張るものがあります。
当院へも「先生、私の症状はコレだと思うんですけど」と自ら調べて来院される方もいらっしゃいます。
ヘバーデン結節も「『ヘバーデン結節 宇都宮』で調べたら先生のとろこが一番に出てきたんですよ」という理由でお見えになった方がいらっしゃいました。
ヘバーデン結節。
名前だけ聞くと、なんだか物凄い病気のように聞こえますね。
カタカナだし、濁音が2音も入っているし。
「怪獣の名前だ」と言われたら、そのまま鵜呑みにしてしまいそうです。
しかし、ご安心ください。
響きほど恐ろしい病気ではありません。
簡潔に言えば「指の節が曲がる」
ただ、それだけです。
まぁ、曲がるんですから痛いですよ?
そこに物が当たりでもしたら、もう!
指を動かすだけでも痛みが出ます。
でも、時間が経過すると自然に痛みは無くなります。
どれぐらいの時間が経過すれば?
完全に曲がりきってしまえばです。
見た目は・・・・・・ちょっと悪くなりますね。
でも、見た目ほど本人は痛くありません。
これも、早い時期からテーピングなどで固定をしておくと良いでしょう。
あまり曲がらずに済みます。
押したり、刺激を与えるのは絶対に止めましょう。
変形が加速します。
一度曲がってしまったものは、元には戻らないので
どうしても曲がっている指が気になるようでしたら手術になります。
固定をしていれば、関節を曲げる事ができないので
ちょっと日常生活は不便ですが
通常動作での痛みがでません。
ヘバーデン結節の一番の治療は固定です!
そして触らない!!
この記事が少しでも誰かの助けになれば幸いです。
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