富士見ヶ丘鍼灸接骨院ブログ
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2015年6月11日の記事
整形外科に通っているが痛みが取れない

今回の記事は、患者さんからのたっての願いで書かせて頂きました

私としてはちょっと気恥ずかしいのですが・・・


「私と同じ様に悩んでいる人は沢山いる筈!

その人達の不安を少しでも軽くする為に!!」


そう言われては、書かない訳にはいきませんよね?


 骨に異常は無いと言われる

さて

患者さん・・・仮にA子さんとしましょう

彼女は腰の痛みで悩んでいました

整形外科に行きレントゲンを撮りましたが骨に異常は無かったそうです

痛み止めの注射を打ち、飲み薬ももらいましたが痛みは治まりません


異常は無いと言われても痛いものは痛い

血が出ていたり、肌が変色しているわけでは無いので周りの理解も得られない


藁をも掴む想いで、ネット検索で当院に行き着いたそうです


大病院で治療方法が無いといわれた

痛いのは歳のせいだから治らないといわれた


本当にそうでしょうか?


例えば、交通事故によるむちうち

レントゲンを撮っても骨に異常はみまれません

そう、レントゲンには筋肉の損傷は映らないのです


 レントゲンに痛みは映らない

私の個人的な考えですが、医師にもそれぞれ得意分野があると思うんですよね

耳鼻科に目が腫れぼったいと行く人はいませんし

眼科に足が折れたようだと行く人もいません

勿論お医者さんは全て勉強してきています

でも、お医者さんだって人間です

普段使っていない分野の知識はパッとは出てこないのでは無いでしょうか?


では、筋肉の専門家って?

それが柔道整復師です!


上記のA子さん

数回の施術で嘘のように痛みが引いたようです

「先生!これはもっと宣伝しないとダメですよ!!」

いやぁ、私そういうのって苦手で・・・

それ以前に「柔道整復師法」 *1 でひっかかっちゃいますからね


「レントゲンに痛みは映らないんですね」


A子さんがしみじみと言ったセリフが印象的でした

 病院選びのポイント

さて、今回は当院で痛みから卒業できたA子さんですが

原因が筋肉では無い場合だってあります


即日手術が必要な場合

投薬でしか治らない場合


そういった場合、残念ながら当院の施術ではよくなりません

紹介状をお書きして、整形外科や内科に行ってもらうこともあります


また、接骨院でも「徒手検査」といって、レントゲンを撮らずに骨折の有無を知る方法がありますが

やはり、細かな骨折はレントゲンを撮るのが一番だと思います*2


「病院に通っているのに痛みがよくならない場合は何処に行ったらいいのか?」


「筋肉の専門家である接骨院なら安心??」


残念ながら接骨院もピンキリだというのが実情です

皆さん3年間専門学校に通い、国家試験に合格したからお店を出している訳ですが

卒業後、接骨院で修行をしてから店を出す人も居れば

卒業してすぐに開業する人もいます


それらは、見た目ではわかりません


では、何を指針にすればいいのか


私は、その先生が きちんと話を聞いてくれるかどうか だと思います

 意外な原因

初診の患者さんはもちろん、日頃から患者さんとの会話を心がけています

例えば糖尿病

患者さん自身は病気だと思っていない事が多く、初診の際に申告されない方もいます*3


会話の中に痛みの原因が隠れている事もあります

例えば腰の痛みでいらっしゃった患者さん

重いものを持ち上げたときにひねってしまったそうですが

治療後は痛みが治まりましたが、次の日に痛みが戻ってきてしまいました


実はこの患者さん、昔から左足に痛みがあったそうです

でも、もう慣れっこになってしまって伝え忘れてしまっていたんだとか

あと、本人も「もうこれは治らないものだ」と思い込んでいたようですね


左足にも施術したところ、足の痛みも主訴である腰の痛みもとる事ができました

どうやら、痛い足をかばって歩いていた為に腰の筋肉も硬くなっていたようですね*4


どうですか?

会話の大切さをわかって頂けたでしょうか


この記事を読んで、一人でも多くの方が素敵な先生と出会える事を祈っています

そして、今抱えている痛みから解放されることを願っております

拙い文章ですが、最後までお付き合い頂きありがとうございました


【注釈】


*1 「広告の制限」というのがありまして

第24条 柔道整復の業務又は施術所に関しては、何人も、文書その他いかなる方法によるを問わず、次に掲げる事項を除くほか、広告をしてはならない。


一 柔道整復師である旨並びにその氏名及び住所

二 施術所の名称、電話番号及び所在の場所を表示する事項

三 施術日又は施術時間

四 その他厚生労働大臣が指定する事項


2 前項第1号及び第2号に掲げる事項について広告をする場合においても、その内容は、柔道整復師の技能、施術方法又は経歴に関する事項にわたつてはならない。


というものがあるんですよ



*2接骨院では手術・投薬・レントゲンの撮影は出来ません

*3糖尿病を恥ずかしい病気だと思い申告されない方もいます

「生活習慣がだらしないと思われそうで」と仰られていた方がいます

初めて会った人に全てを打ち明けるのは難しいですよね

う~ん、私がもっとお釈迦さまフェイスだったら


*4硬いお椀は落下すると割れてしまうように

硬くなった筋肉は、ちょっとしたきっかけで怪我に繋がってしまいます




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