◆ 腎臓
腎臓は腰の上の背中側に、左右ひとつずつある、ソラマメ型をした臓器です。握りこぶしほどの大きさで、その主な役割は、血液中にたまった老廃物を身体の外に排出することです。
◆ どんな働きをしているの?
- 腎臓の働きは大きく分けて4つあります。
①おしっこを作る
②体内のバランスを整える
③血圧を調整する- ④ホルモンを作る
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◆ 主な肝臓の病気
- ■糸球体腎炎
「腎炎」とも呼ばれ、若年期に多い。扁桃腺炎のあとに起こったりする。発症年齢が高い場合は、慢性化しやすいので要注意。
■腎孟腎炎
尿道や膀胱に生じた感染が、腎孟(腎臓と尿管の接続部)、さらには腎組織へと広がった疾患。しばしば肺血症などの合併症を引き起こすため、ただちに抗生物質の治療を行う。
■腎不全
腎機能が正常値の50パーセントを下回った状態。腎臓の調節機能が大幅に失われるが、最近では人工透析により、社会復帰できるようになった。
■腎結石
女性よりも男性に多く見られ、20-30歳代がピーク。痛みや不快感といった自覚症状のない場合もある。通常は薬物で治るが、結石が1cm以上の場合、外科的な治療対象となる。
他にも、若年層から三十代までに多く見られるネフローゼ症候群、多くは薬物のアレルギー反応が引き金となって起こる尿細管間質性腎炎などがあります。
- ■糸球体腎炎
◆ 初期発見が難しい
- 腎臓病の自覚症状としては、むくみや倦怠感、貧血や息切れ、さら夜間の頻尿などがあります。
- しかし、自覚症状がある際には、すでに病状がかなり進行している場合が多く、腎臓の病気は早期発見が難しい病と言えます。
- 早期発見には、定期的な健康診断と生活習慣の見直しが大切だと言えます。
過労や睡眠不足、ストレス、食生活の乱れ、運動不足、過度の飲酒や喫煙は避けましょう。- また、「最近、特に疲れやすい」などの体調の変化を感じたら、早めにかかりつけ医などに相談するようにしましょう。