いわゆる寝違え

 ◆ いわゆる寝違え

『国語大辞典』(小学館)によると、寝違えは”睡眠中の無理な姿勢の為に筋を傷めて、目が覚めた後の首が自由に曲がらなかったり、腕が上がらなかったりする状態”と説明されています。実は、寝違えというのは一般用語であって医学用語ではないのです。
 英語ではacute stiff neck と言います。直訳すると「急性頸部痛・可動制限」といったところでしょうか。

 

 

 

◆ どんな症状なの?

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  •  朝の起きがけに急に首が動かせなくなるのが特徴です。特に、左右のどちらかへの回旋が困難となります。30~40歳代に多いと言われています。症状は比較的軽い場合が多く、数日で自然治癒する例が多いです。ただ、首が全く動かせなかったり、なかなか治りにくいケースもあります。
  •  手指に放散する痛みが有り、苦しそうな表情をしている場合は頚椎椎間板ヘルニアの可能性が高いので気を付けましょう。

 

 

 

◆ どうして起こるの?

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  • 頚部軟部組織の過緊張によって可動制限を起こすと言われています。深酒をして不自然な姿勢で寝込んだ、前日まで根を詰めた作業をしていたといった事が誘因となると言われています。

 

 

◆ 治療法

  •  痛みを感じる方向に、無理に旋回させない。消炎鎮痛薬や筋弛緩薬の投与、ハップ剤貼付等行う院もあるそうです。
  •  寝違えを繰り返して起こす人は、筋のストレッチが必要です。寝る際に、首が冷えない工夫をしましょう。また、コップ1杯の水を飲んでから寝るのも良いでしょう。

 



 

 

 

 

富士見ヶ丘鍼灸接骨院

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