背中の痛み
「背中が痛かった経験はありませんか?」
大多数の人が経験のある背中の痛みですが
実は重大な病気が隠れている場合もあります。
ご自身の背中に違和感を感じたり、ご家族やお知り合いの方が悩んでいたりすることもあるかと思います。
当サイトがそういった方々の不安軽減、情報収集の一助となれば幸いです。
◆ どうして背中が痛くなるの?
- 背中が痛む原因は一つではありません。
筋肉の疲労・損傷。
肝臓や膵臓といった内臓の病気。
椎間板ヘルニアなど様々な原因が考えられます。
内臓の病気
肝臓や膵臓等の内臓の病気が背中の痛みを引き起こす場合もあります。
また、右・左どちら側が痛いのかによって、それぞれ予想される病気が変わってきます。
全身の病気
椎間板ヘルニアや悪性腫瘍・癌、狭心症など、様々な全身の病気・異常によって背中に痛みを感じる場合もあります。
このような病気のほとんどは早期発見・早期治療を行うことで良い治療結果が得られやすくなりますので、「おかしいな?」と思ったらできるだけ早く検査を受けることが、健康を保つための最大の秘訣です。
•椎間板ヘルニア
•悪性腫瘍・がん
•肩甲骨付近の背中の痛み
•肩こり
•肺の病気
•狭心症
•胃潰瘍
•PMS(月経前症候群)
◆ 筋筋膜痛症候群
- 背中の痛みの原因には様々なものがありますが、その中でも最も多いのが「筋筋膜痛症候群」といわれています。
激しい運動など、筋肉が微少損傷を受けた場合、その部分の筋肉が収縮して、いわゆる“筋肉痛”の症状が現れます。
通常は数日から数週間で自己回復しますが、回復の過程でさらに痛めたり、血行の悪い状態にすると、収縮が元に戻らなくなり痛みを発生し続けます。
この状態を「索状硬結(さくじょうこうけつ)」または「筋硬結きんこうけつ)」と呼びます。
索状硬結部分に圧力を加えると強い痛みを感じます。
この病気の特徴の一つに、痛みは索状硬結部位だけでなく、周辺の広い範囲に疼痛を発生させるという点です。
また、MRI・CTや血液検査において異常を認めない為、治療開始が遅れ、完治を難しくする場合もあります。
筋筋膜痛症候群は背中の筋肉への負担・ストレスが主な原因ですので、普段の姿勢が悪かったり、睡眠不足などでも悪化する場合があるといわれています。
特に一日中パソコンの仕事などをしていて、背中の血行が悪くなりやすいような人は、この筋筋膜痛症候群にもなりやすいので注意が必要でしょう。
◆ 予防法
- 運動や体操などにより、硬結部位に適切な負荷による収縮・弛緩を促通することで、全身の弛緩効果を出すことが可能です。
症状の軽い方は時々感じている凝りや痛みは自己管理で十分対処できるようになると思います。