最初に接骨院・整骨院に行かれた場合でも、必要と思われる場合は整形外科等の病院を紹介されそちらで検査をしてからとなります。
病院がむちうちの治療に熱意を持って治療してくれるのであれば良いのですが、重症の場合を除き、むちうち症であればむちうちを専門とする接骨院・整骨院へ行かれることをお勧めします。
他の病院等に通院されている場合でも、接骨院・整骨院へ自賠責保険を適用のまま変えることができます。
◆ 治療法
受傷した初期はアイシングなどで患部を冷やし腫れを抑えます。
この時期に無理に首を動かしたり、揉み込んだりしては症状を悪化させる恐れがあります。
症状によってはカラーによる固定をすることもあります。しかしあまり固定している期間が長くなると筋力の低下が起き、治療が長引くことがありますので注意が必要です。
患部の腫れが収まってきた頃から接骨院・整骨院の場合には、それぞれに得意とする手技療法と様々な電気治療機器による治療によって筋肉の緊張と痛みを取り除きながら患部の血液の循環を良くし自然治癒力を増進させることによって早期の治癒を目指します。
「むちうち症」は靭帯(じんたい)や関節包、筋肉などの障害のため、X線(レントゲン)では見ることができません。
「むち打ち症」の治療の方法として、首や、腰を牽引機器によっての物理療法が行われる事が多くありますが、
これにより症状が改善したという例は皆無ともいわれています。
患者さんの気持ちになって辛い症状を和らげるよう、一人ひとりの症状に合わせながら一回ごとに十分な時間をかけ適切な治療を行っていきます。
むちうち症ではカイロプラクティックや整体院などによる矯正、あるいは不適正なもみほぐしの行為等で頚椎に無用な力を加えることが更に悪化の原因となることもありますので気をつけなければなりません。これらの民間資格による民間療法は各種健康保険や自賠責保険の適用がありません。全額が自己負担となります。
病院も含め、間違った治療や、熱意の無い治療によって長期間に渡り通った結果が、痛みが慢性化し治らない、仕事ができない、生活にも支障が出る、保険会社とのトラブルまで起きてしまうといった悲惨なことに発展することがあります。
そんな事態にならないよう、「むちうち」かと思ったならば十分に信頼のおける整形外科か接骨院・整骨院を選ぶことが何よりも重要なことです。
国家資格を持つ柔道整復師が施術する接骨院・整骨院は各種健康保険や自賠責保険が適用されますので交通事故の場合、ほとんどが自己負担なしで治療することができます。
|