痛風(痛風発作)
足の親ゆびの付け根が痛い
痛みは激烈で、耐えがたいほど
1週間から10日で痛みがなくなる
それは、もしかしたら痛風(痛風発作)かもしれません
◆ どんな症状なの?
- 痛風が起きる前に血液の尿酸値が高い状態が長く続きます(高尿酸血症)。ある日突然、足の親ゆびの付け根などの関節が赤く腫れて痛みだします。痛みは激烈で、耐えがたいほどの痛みです。
- 症状がなくなっても、多くの場合1年以内にまた同じような発作がおこります。そして繰り返しているうちに、足首や膝の関節まで腫れはじめ、発作の間隔が次第に短くなってきます。関節の痛みだけでなく、関節の周囲や身体のどこかに結節ができたり、腎臓が悪くなったり、尿路結石が出来たりする人が出てきます。
- 最終的には重症の慢性痛風になる可能性も高いので放置するのは危険です。
◆ どうして起こるの?
- 痛風は尿酸が体の中にたまり、それが結晶になって激しい関節炎を伴う症状になる病気です。
- 痛風にかかるのは20歳以降の男性が多いです。血清尿酸値は遺伝と環境の両方が関係します。
◆ 治療法
- 痛風発作治療薬で患部の痛みや腫れを取り除きます。
- 発作が治まったら痛風の原因である高尿酸血症に対する治療を始めます。生活習慣を改善しつつ尿酸降下薬を少量から使い始め,徐々に尿酸値を下げていきます。この時,尿酸が尿路で結晶化して石になるのを防ぐ尿アルカリ化薬を併用することもあります。
- ・ 食べ過ぎに注意する。
- ・ お酒は適量。
- ・ 水を2リットル以上飲む。
- ・ ストレスを溜めない。
- ・ ウォーキング等適度な有酸素運動を心掛ける。